中学3年 修学旅行ワークショップ5

2025.02.14

  • 2022年度入学
  • 体験学習

中学3年生が修学旅行の振り返りとして、芸術家の方を講師にお招きし実施している「修学旅行ワークショップ」。今回は山本卓卓(やまもとすぐる)さんにご担当いただいたクラスの3回目のワークショップと発表会の様子を紹介します。

3回目のワークショップでは発表会に向けて作品をブラッシュアップさせていきました。

放課後に発表会を実施しました。アシスタントの方々のデモンストレーションの後で、各班が作品を発表しました。

活動を終えた生徒たちの感想をご紹介します。

「みんなで何か一つの物事に取り組むときに、自分が最善だと思っていても、他人との考え方の違いが顕著に現れ、なかなか決まらないことや、共有できていると感じていてもうまく噛み合わないことがあり、その点での難しさがわかった」

「劇を作っていく上で、仲間とともに試行錯誤を重ねながら、時にぶつかり、時にお互いアドバイスをする事が大切ことに気づいた。 ずっと議論して行動を起こさないのではなく、一旦実践してみてから改善していくことの重要さを感じた」

「グループのメンバーと劇の内容について話し合い、協力すること。特に虚構の部分は実際とは違う出来事を演じなければいけなかったため、劇を作る過程でよく話し合いイメージをすり合わせることが難しかった」

「他の人と自分が面白いと思うことを共有したり、融合させたりすることで、さらに面白みが増したり、新しい考えが思いついたりすることがわかった。自分だけじゃ昨日やったようなすごいアイデアや劇を作ることはできなかったし、より良いものができてよかった」

「チームメンバーの中でもそれぞれ違う考え方があって、それらをうまく組み合わせることでそれぞれが自分の持つ最大限を引き出せる、ということがとても興味深いと思った。どこが一番バランスを取れるラインなのかを考えることも楽しかった」

「仲間たちと一緒に問題を解決すると同時に、自分たちが気づけなかった作品の穴を周りに見つけてもらうという、それぞれ役割が分かれている世の中で、自分は何をすればいいのか自分で探す事が大事だと思った」

「恥ずかしがることなく、自信を持って、仲間を信頼してやり通すことの大切さをひしひしと感じた。 これからも妥協することなく自分たちのやりたいことを表現していきたい」

生徒たちの感想からは、ワークショップを通して大切な気づきを得たことがわかります。楽しみながら演劇に取り組む中で、様々なことを体験的に学びとることができたようです。このワークショップを通じて得た気づきを、今後の生活にいかしていって欲しいと願います。

最後になりますが、ワークショップを実施してくださった山本卓卓さんとアシスタントのみなさんに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。